春らしいやわらかな日差しの中、公園の砂場から毎回楽しそうなお話しが聴こえてきます。
「アイスクリーム屋さんですよ。いちごアイスですか?チョコアイスですか?」「はい、どうぞ」と保育者の周りに可愛いお客さん達が自然と集まり、ごっこ遊びをしています。
砂場横のベンチにバケツを並べ、コップを使って遊びに集中しているお友達。何を作っているのかな。
ダンプカーの荷台にお気に入りの石を集めて、その石と砂の感触をじっくりと確かめている姿も見られます。
また、異年齢の男の子たちはブルドーザーの玩具を働かせながら、協力して大きな大きなお山を作り上げました。「できた〜!」と満足そうな表情がとても印象的でした。
年齢や人数を問わない『砂場あそび』は、 「自分でしたい!」「砂って楽しい!」「こんなことやってみたい!」という気持ちを引き出してくれます。 そして、子どもの発達に与える意義がたくさんあります。
それは、砂に触れることで得られる“感覚”であったり、気持ちが安定し“集中力”や“忍耐力”、さらに“創造力”を高めます。 砂の上を歩く・立つ・座ることで“運動能力”が伸びたり“バランス感覚”が養われるそうです。
一緒にごっこ遊びやお山を作りながら、人間関係が深まり、時にはけんかを経験しながら少しずつ社会性を身につけていきます。
『砂場あそび』でお洋服が汚れてしまうこともありますが、 ぎんがむらHOUSEでは子どもたちの「お砂あそびが楽しい」「自分でやってみたい!」気持ちを大事に、のびのびと遊べるような環境づくりをしていきたいと思います。(ももい さちこ)