2月のある日、子どもたちとお雛様の製作をしました。
同じパーツでもお顔の向きやお着物の貼る位置で個性あふれるお雛様が完成しました。
さて、3月3日は「桃の節句」、一般的には「ひな祭り」として知られていますね。
それぞれのご家庭でひな人形を飾ったり、ちらしずしなどを召し上がり、お子様の成長を祝ったのでしょうか?
今では7段飾りの立派なひな人形を目にすることが少なくなっていますが、それぞれの段に飾られている人形には意味があるようです。
ところで、「うれしいひなまつり」の歌をご存じですか?
「お内裏様とお雛様♪」という歌詞が出てきますが、
本来、お内裏様とは男性の雛と女性の雛の一対を表す言葉だそうです。
単体では「男雛(おびな)」「女雛(めびな)」と言い、
この2体の人形を飾ることを「親王飾り」と言います。
そして、魔除けの意味を込めて「右近の桜」「左近の橘」と称されるように
右に桜、左に橘を飾ることが多いようです。(諸説あります)
日本の西(京都)と東(東京)でも様々な違いがあるようなので、
調べてみるのも面白いかもしれませんね。(竹内恒子)